現場レポート

熊本県阿蘇郡 生産者圃場

2006.01.31

九州のど真ん中、阿蘇中岳の南に位置し、高森田楽や地鶏で有名な、山郷です。近くには温泉が湧き、春にはハイキング、夏には涼を求め、秋には紅葉を求め行楽にこられる方々に愛される自然豊かな里です。

熊本県阿蘇郡の生産者の方(日本植木協会会員)は熊本では、最も早くから生分解性容器での栽培に取り組んでこられた一人です。落葉樹を主体に、もみ等の針葉樹を生産されています。

生分解性容器(ZacH100-24)が圃場に並んでおります。苗の植え付け後、暫く地上で管理し、地中に植え込みます。その後、規格により出荷されますが、さらに大きな規格を求めて移植し、路地栽培に切り替えたり、更に口径の大きな容器に移植します。

この生分解性容器の利点である、容器の剥離作業の省力化をご理解いただき数年前から導入していただいております。更に、出荷時に生分解であるとの表示をし、園の商品の差別化にご利用いただいております。剥離作業時の省力化・ごみ処分不要が、生産・消費現場でお役に立っています。


黒松・白樫・こぶし・えご・あべまき・いろはもみじ・ひめしゃら等。既に、数年前から生産していた桜などは出荷され、今後とも増産の予定との事です。


コンテナ栽培では、クマザサ・コグマザサ・オロシマチクなどを栽培し、各地に出荷されております。適地適作、近くの山々に自生しております。