現場レポート

地域植生を守り、環境に配慮した工事に biopot/ビオポットが使われています

2009.12.01

宮崎県小林市 建設会社から嬉しいお知らせです。

環境に優しい工事をしたいとのことで、砂防ダム工事に先立ち、国土交通省、九州整備局との度重なる協議を経てビオポット/biopotを使って工事が進められています。

工事名  :  大幡第9砂防堰堤本堤工事
場 所  :  宮崎県小林市大字夷守

工事を実施する建設会社が元請け企業に提案し、環境コンサル企業などとの協議から九州整備局の許可が下り実施する運びとなりました。

この工事は、ポリポットにて育成し、植え替える予定でしたが、廃棄物の出さない工事をしたいとの思いが通じたものです。

【地域植生を守る】と同時に環境に優しい工事を実施したいとの思いが工事主体、環境コンサル、施工企業、皆様の思いが繋がったものです。

これまでの取り組みの様子をまとめてみました。

砂防ダム工事にあたって、周辺の樹木(実生にて自然に発芽した幼生木=約十数種)を掘り取ります。

biopotZacH50-12に植え付けます。


近くの仮圃場にて管理されています。



来年2月末、工事終了後に圃場から掘り取りし、ポットのまま定植します。
ポットのまま定植することで、根を傷めずその役目を果たしてくれると確信いたしております。

同様の工事は、新空港の法面工事で (ちがや) の定植、芝さくらの移植など、工事施工にあたる皆様の英知でその広がりが見せています。