現場レポート

無花粉スギ・ヒノキ(神奈川県)

2019.09.04

8月27日
無花粉スギの栽培圃場を訪問
実生苗にジベレジンを散布したコンテナ苗です。来年2月ごろ雄花をほぐし花粉の有無を確認、選別します。
無花粉、少花粉(花粉1%以下)、低花粉(神奈川県で制定した基準で約20%以下)とに選別します。
最近まで、寒風下の苗畑で露地栽培の苗を1本1本選別(タグ打ち)していました。
生分解性コンテナを導入後は、ビニールハウス内での選別作業で仕分けることができます。
最近では、無花粉スギから採穂した挿し穂での栽培も開始されています。
さらに無花粉ヒノキの栽培(挿し木)も開始されています。
無花粉ヒノキの挿し木育苗は研究機関を除いて民間生産者での事例は極まて稀とのこと。

リベレジン散布後のコンテナ苗
ビオコンテナ(生分解性コンテナ)
幼苗にも拘らず、雄花が確認できます。
無花粉ヒノキ(挿し木)
無花粉スギ(挿し木)