現場レポート

ウバメガシの山(和歌山県)

2020.02.26

かつての雑木林にスギを植林し、5年前皆伐した山です。
この地域は梅林が点在し、梅の産地として有名です。
さらに全国にその名を知られた『紀州備長炭』の産地でもあります。
現在、備長炭の需要に対し供給(生産)が伴っていません。
みなべ川森林組合の皆様は未来を見据え、ウバメガシの植林と炭焼きの技術の継承に努めています。
長年にわたり紀州備長炭を販売されているT社様がこの山林を購入、ウバメガシの植林を支援されています。原料確保のご支援です。
これから30年後、ウバメガシは紀州備長炭に姿を変えT社様から各地のお店に届けられます。その調理された料理は貴方のお口に届きます。
今回、6,000本のウバメガシを植林します。全て、ビオコンテナ(生分解性コンテナ)で育苗されたコンテナ苗です。
3月上旬から植栽が開始されます。その様子は改めてご紹介いたします。
広大な山林
3月が楽しみです。
清流の脇に『春』