現場レポート

コンテナ苗事情 /北海道

2021.05.13

トドマツ、カラマツ、アカエゾマツ等を生産する広大圃場です。
北海道で屈指の規模を誇る圃場でふるい苗(裸苗)を生産しています。
約80ha(60+20a)の圃場での生産には大型農耕機のみならず、多くの人手が必要です。
思いつくだけで、畝立て・施肥、播種、寒冷紗の着脱、除草、消毒殺菌剤散布、根切り、床替え、掘り取り、選苗、出荷等々の作業の多くを野外で行います。
コンテナ苗生産は、設備(ビニールハウス等)内で簡略化したこれらの作業を少数で大量の苗生産が可能となります。
来春からこの圃場でもコンテナ苗での生産を開始されるとのことでお伺いしました。
一般的にコンテナ苗の利点は、下記のように言われています。
*活着率が普通苗(裸苗)より高い。 *根鉢付き苗のため通年植栽が可能。
*通年植栽が可能なため、伐採後すぐ植栽ができ一貫した作業により低コスト造林が可能。
等の理由から国(林野庁)の推進政策もあり各地で栽培が拡大されています。
今回の訪問でコンテナ苗栽培の拡大はこれらの利点のみならず、山林苗生産及び植栽従事者の高齢化や減少で、
今後さらにコンテナ苗栽培が加速するとの思いを強くしています。  

大型農耕機械
様々な作業が可能
冷蔵庫(雪室)
雪室内
冷凍せず、湿度90%以上の高湿度環境で苗を保護保管します。
カラマツ
約60haの圃場
畝の長さは約550m
トドマツ
最近までネット(寒冷紗)を被せていたため曲がっていますが、
徐々に直立します。
トドマツの幼苗
アカエゾマツ
播種
遅霜や寒風害予防で寒冷紗で覆っていますが、
僅か2~3週間で剥がします。
圃場脇の小川で。