生分解性不織布（目付け）２０・３０g/1㎡と古紙とを接着し成型した製品です。
何れも接着剤不使用で、育苗用です。鉢上げ育苗、実生育苗（直播）、直挿し育苗などに使用します。
地上管理で約１年間形状を維持しますが、紙は徐々に剥離します。育苗後、本圃への植え付けやポットへの鉢上げにはポットを付けたまま植栽します。何れも、定植後、根は速やかにポットを貫通し伸長します。
近年園芸分野では、イチゴ、トマト、キュウリなどの育苗に多用されています。また、海水や淡水中でも溶解しない為、アマモの育苗や湖沼植物の育苗、植栽にも効果を発揮しています。

３０g/1㎡・・・樹木（約1年）
２０g/1㎡・・・園芸（１年以内）

管理について

トレイに入れ、ポットとポットを密着させず地上部から離して管理してください。
灌水を十分行ってください。
ポット全面から水分が蒸発し気化熱によりポット内温度はプラスチック容器と比較して約７～９℃の低減効果がありますが(盛夏、ビニールハウス内）、逆に低温期には保温効果は劣ります。
培養土は保水性のあるものを使用してください。
根巻きの発生はほとんどなく、ポットのまま植栽できる為、根切れ等の植え痛みはほとんどありません。