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ビオコンテナ(生分解性コンテナ)に関する論文が取り下げられました。

2022.06.16

ビオコンテナ(生分解性コンテナ)に関する論文『生分解性不織布ポットを用いたスギ・ヒノキ苗の植栽後2年間の成長』
が日本森林学会誌第102巻4号に掲載されましたが、この論文は国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所、同執筆者により取り下げられました。
論文取り下げ決定に真摯に対応いただきました森林総合研究所各位に感謝申し上げます。
さらに、一般社団法人日本森林学会でも日本森林学会誌や同ホームページ(J-STAGE)で論文撤回のお知らせが掲載されます。
詳細は下記をご参照ください。 

森林総研のトップページ
https://www.ffpri.affrc.go.jp/ffpri.html

お知らせの掲載ページ
https://www.ffpri.affrc.go.jp/koukaijouhou/oshirase/index.html

 ビオコンテナ(生分解性コンテナ)や生分解性biopotは、生分解性バイオマスプラスチック(ポリ乳酸不織布)を縫製加工した育苗容器です。
これらの容器で育苗した植物は容器を付けたまま植栽できます。
 プラスチック成型コンテナ苗栽培容器で育苗したコンテナ苗を容器から取り出した時、根鉢が形成されず欠損した苗をビオコンテナに移植し、根鉢落下防止のため輪ゴムやホッチキス止めなどを施し『即席の根鉢』を形成して『生分解性コンテナ苗』としての出荷、植栽はお止めください。
また、生分解性biopotに苗を入れ、輪ゴムや麻縄などで縛り『付け鉢=即席根巻き』での出荷、植栽もお止めください。
『即席根鉢』での植栽は、枯死や樹木の生育に悪影響を与える恐れがあります。
上記のような使用目的でのご購入は固くお断りいたします。
 ただし、移植後、容器内で根が伸長し、根鉢が形成され、苗を持ち上げても根鉢が保持できる状態(条件にもよりますが数カ月以上の育苗期間が必要)まで育苗した苗はその限りではありません。
素材のポリ乳酸不織布は、加水分解による強度劣化を経てバクテリアにより徐々に生分解され二酸化炭素と水に姿を変え地球に還ります。
 排出された二酸化炭素は、素材の原料であるトウモロコシが光合成で大気中から取り込んだ二酸化炭素を排出するので大気中の二酸化炭素の増減に影響を与えないと考えられています(カーボンニュートラル)。