グリーンサポートの生分解性製品

グリーンサポートの生分解性製品

バイオマスマーク・生分解性証明・エコマークなどを取得

特許権・商標権・意匠登録済み製品が含まれます。

グリーンサポートのZ品番製品は、全てビオリカロン/biorecuron®で作製しています。
Z品番とは、ゼロ・エミッション(zero emission)を表し、環境を汚染したり、環境を混乱させる廃棄物を排出しない製品です。
ビオリカロン/biorecuron®は、トウモロコシのデンプンを主原料としたバイオマスプラスチック(ポリ乳酸製不織布=生分解性)製品で、非石油系の不織布です。
縫製糸も特注でポリ乳酸フィラメントを製造、ミシン縫製糸用に撚糸加工し使用しています。
ビオリカロン/biorecuron®の主原料であるトウモロコシは、その成長過程で光合成により大気中から吸収した二酸化炭素に由来します。
加水分解により強度劣化が進行した後、自然界に豊富に存在する微生物などの働きによって、水と二酸化炭素に分解され地球に還ります(生分解)。
生分解の速度(進行)は、温度、湿潤、PH、微生物の活性により異なりますが、根が容器を貫通し伸長するため、植物の生育障害にはなりません。
ビオリカロン/biorecuron®は、生分解により排出された二酸化炭素を元にトウモロコシが光合成によりデンプンを作り出し、そのデンプンから生分解性プラスチックの原料を作り出すことができることから、持続可能で環境に優しい自然循環型の素材といえます。
生分解により排出された二酸化炭素は、大気中から吸収したものを排出するので大気中の二酸化炭素を増加させないと考えられています(カーボンニュートラル)。

生分解性biopot/ビオポット®

トウモロコシを主原料としたバイオマスプラスティック(ポリ乳酸不織布=生分解性)を縫製(同素材縫製糸使用)や溶着にて形成した植物栽培容器です。
不織布の特性により通気性・透水性・透根性に優れ、高温期には容器全面から水分を蒸発させ、気化冷却効果による培土温度を低減し、さらに植物の生育を妨げる根巻きは発生しません(地上栽培)。
容器を付けたまま定植可能で根は容器を貫通し伸長します。
ポットを付けたまま植栽可能による作業の効率化、空容器などの廃棄物処理も不要で、『地球環境にやさしく、植物にも優しい』製品です。

《使用上のご注意》

ポットの培土は保水性があるものをご使用ください。
育苗管理で最も重要なことは灌水です。
特に夏季の灌水は日中でも十分に行ってください。
ポット全面から水分が蒸発し気化熱効果により培土温を低下させます。
ポットとポットが密着しないように注意が必要です。
密着させると貫通した根が、隣接したポットに侵入することがあります。
ポットから出た根は空気根切り(エアープルーニング = エアーカット)され、根巻き(ルーピング)の発生はほとんどありません。

生分解性biopotの分解速度

生分解の分解速度は、使用場所の条件により異なります。
ポリ乳酸不織布は、加水分解により強度は劣化し、(破れやすくなります)。
地中や水中で微生物の働きにより徐々に生分解され水と二酸化炭素に分解されます。
温度、湿潤、PH、微生物の活性等でその速度は異なりますが、高温多湿条件下では速やかに生分解します(例、コンポスト発酵等々)。

お願い

生分解性biopotのご使用についてのお願い

生分解性biopotは栽培容器です。
根巻き(露地栽培樹木の出荷時に麻布で根鉢を巻くこと)の代用としての『付け鉢(即席のコンテナ苗やポット苗)』としての使用は固くお断りします。
また、未発達や根腐れにより根鉢が未完成の苗を入れ、養生せずに出荷することも同様にお断りします。
苗や樹木を持ち上げ容器から根鉢が外れなくなるまで十分に肥培管理(数か月は必要です)して出荷してください。

生分解性ビオポット/biopot®のご注文時のお願い

初めてご使用になるお客様には、ご注文いただいても直ぐにはお届けできません。
栽培品種、栽培方法及び育苗期間等をお聞きし、適切な製品をご提案させていただくためです。
生分解性biopotとプラスチック容器での栽培方法は大きく異なるためです。
例えば、プラスチック容器での栽培では、水捌け良好な培土を使用しますが、不織布製品には保水性のある培土と十分な潅水が必要です。
不織布容器の特性として、容器全面から水分が蒸発するからです。
これらをご理解していただいたお客様にご購入していただいております。
尚、一部製品以外は受注生産です。
十分余裕をもってご注文をお願いします。