現場レポート

高知県立牧野植物園(牧野文庫)

2007.10.22

コンテナ部会の研修会で高知県立牧野植物園 ( http://www.makino.or.jp )を訪れました。

牧野文庫は、高知県が生んだ植物学者牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設として昭和33年に、高知市五台山に開園した牧野植物園の中にあります。牧野植物園は緑あふれる園地が6haもあり、約1,500種13,000株の植物は見応えがありました。

雨の中係員から説明を受けるフウラン展にて説明を受ける

フウランは昔から高貴な人々が風雅に愛でる植物だったとのこと。展示の様子からも伺えました。


牧野文庫には、牧野博士が私財を投じて蒐集した蔵書や植物画の貴重なコレクション約58,000点が収められております。

文庫の入り口ガラス越しに牧野文庫を覗く

昭和35年に牧野博士の夫人が押し花にしたものです。当時の新聞がそのままの状態で保存されています。

押し花を職員が、丁寧に整理している様子です。植物が色あせずに保存されており、その丁寧な仕事ぶりには頭が下がりました。


「バイカオウレン(梅花黄蓮)」とは

バイカオウレン(梅花黄蓮)牧野富太郎博士がこよなく愛した花で、この植物園のロゴマークとなっています。早春に小さな白い花をつけます。

博士はこのバイカオウレンに、遠く故郷高知を偲んだといわれています。

園内の掲示板の一つ園内を視察後、ビデオで博士の人生、業績を学びました。

研修の中で、牧野植物園にて日本古来の植物の美しさを改めて見つめることが出来ました。

牧野博士の偉業を目の前にして我々植物の育成にかかわるものとして、仕事に取り組む姿勢の一端を学ぶことができたように思います。

まだ行かれてない方は、ぜひ一度足を運んでみてください。
素晴らしい!の一言です。